引き分けは高木竜に〝吉兆〟

2012年06月02日 18時00分

 セ・リーグ首位の中日が「優勝の確率が高まった」と盛り上がっている。31日のオリックス戦(ナゴヤドーム)を4―4で引き分け、今季早くも9個目のドロー。シーズン2桁引き分けに近づいたのがいいという。

 過去に中日の引き分けが2桁になったのは7シーズン。そのうち、1974、82、2011年にリーグ優勝しており、V確率が4割を超えるため「吉兆だ!」と喜んでいるのだ。「こういうデータは、ありがたいんだよ。選手にとっても精神的にプラスになるからね」とはチーム関係者。

 球団幹部は「82年に優勝した近藤(貞雄)監督の時もそうだった。ストッパーの牛島(和彦氏)をあえて同点で使って、引き分けを多くする戦法を取った。5割を超えているチームは、後半になってくれば引き分けが重要になってくるからね」。首脳陣も「引き分けが多いのは、投手陣がもう1点をやらないで抑えているから。うちの形ができているということ」と、引き分け増産のチームに手応え十分といったところだ。

 ライバルの巨人は50年に2リーグ制になって以降、日本で金環日食が観測された55、58、87年にすべて優勝。金環日食は今年5月21日に観測されたため〝V確率100%データ〟となっているが、中日は引き分けの数がよりどころ?

「(先発して4回1/3で3失点降板した)今日の雄太の出来じゃあ、どうしようもない中で、よう追いついたとは言える。負けなかったから、よしとするか」と高木監督。引き分けが増えれば増えるほど竜軍団はその気になっていく。