「佑起用」で栗山ー吉井ラインにヒビ

2012年06月04日 18時00分

 10連敗中のヤクルト相手に4回8安打3失点で4敗目(4勝)を喫した日本ハム・斎藤佑樹(23)を巡り、栗山監督と吉井投手コーチの間に〝隙間風〟が吹き始めた。

 最近4試合で3敗、18失点(防御率6・48)の斎藤について試合後に聞かれた指揮官は、眉をひそめながらこう話した。「投手コーチは『中5日(での先発)が一番いい』と言うんだけど、俺はそれが(不振の)一因なのではと思う。それが合っていない可能性を考え始めないと」

 これまで栗山監督は、投手に関して吉井コーチに一任してきた。先発ローテを変更してまで斎藤の甲子園凱旋登板を実現しようとして同コーチに却下された際は甘んじて受け入れたほどだが、今回は〝聖域〟に踏み込むことを予告した格好。4回で斎藤に見切りをつけたことについて、吉井コーチが「ワシは知らん。監督に聞いて」と素っ気なかったことからも、指揮官が独断で降板を決めたことは容易に想像できる。

 5回の先頭打者で打席に入るつもりで左肘にレガーズを装着していた斎藤は、突然の代打のコールにショックありあり。ベンチに戻ってもぶぜんとした表情で、鶴岡の声かけにもしばし無反応だった。

 栗山監督は斎藤の降板について「あえて、いろんなことを感じてもらうためにダメな時はダメと伝えた」と説明したが、3人の間にシコリは残ったまま。この難局をどう収めるか…。指揮官の力量が試される。