楽天勝利の方程式は「継守」

2012年06月01日 18時00分

 楽天が28日のヤクルト戦(神宮)に7―1で勝利。先発・美馬がプロ初完投で今季3勝目(1敗)を挙げ、2連勝で今季最多タイの貯金「4」とした。

 

 松井ら主力野手がことごとく戦線離脱しているにもかかわらず、このところの楽天は〝強い〟勝ち方をしている。そのカギとなっているのが、試合中盤で二遊間を一気に交代するという斬新な星野監督の采配だ。

 

 現在のスタメンは打撃を重視し、二塁は昨季のイースタン首位打者の銀次、遊撃は大久保打撃コーチが「天才」と認める枡田だが、両者とも守備に難がある。そこで闘将は自軍がリードすると、二塁を守備範囲の広い内村に、遊撃を守備の名手・西村か成長株の阿部に交代するのだ。

 

 この野手版〝勝利の方程式〟について闘将はドヤ顔でこう語る。「継投するチームはあっても〝継守〟するチームはないやろ。まあ、メンバーはイースタン(の選手)みたいなもんやからな。そうでもしないと、ウチは勝たれへん」

 

 松井のケガ、内村の打撃不振が理由の苦肉の策ではあるが、チームにもたらす効果は絶大で「実は交代を告げるのも突然なんです。だから、選手も常に準備をしていなければいけない。それが全員野球につながっている」とチーム関係者。巨大戦力を有する巨人のようなチームをうらやましがる前に〝頭を使え〟ということだ。