〝オレ流理論〟でG村田復調

2012年06月01日 18時00分

 巨人・村田修一内野手(31)が〝オレ流理論〟で本来の打撃を取り戻した。28日の日本ハム戦(東京ドーム)でチームは2―3の惜敗を喫したが、村田は4打数2安打。0―1の4回には、同点となる4号ソロを左翼3階席に運んだ。

 

 試合に敗れたため喜びは控えめだったが、推定飛距離145メートルの特大弾には「今季一番の感触。練習でも打ったことがないくらい完璧でしたね」と自画自賛した。

 

 これで9試合連続安打と絶好調だが、今月中旬の時点では、こんな本音を漏らした。「状態は決して悪くないんです。でもこの時期で本塁打が2本というのは、自分としては明らかに異常」と飛距離が伸びない点を悩んでいたのだ。

 

 そんな村田のスラッガー本能を呼び覚ましたのが、前中日監督の落合博満氏だった。19日のソフトバンク戦をテレビ解説した落合氏は、村田の打席に最も時間を割いて専門的に分析。「打撃が小さくなった。手足の動かす方向が同じで、昔の武士の歩き方と一緒。あれでは飛ばないし、打撃に幅が出ない」などと、こき下ろした。

 

 そんな落合氏は、実は横浜時代から村田の隠れた打撃の〝師匠〟であり「ずっと自分を気にかけてくれる貴重な存在」と村田が尊敬する人物。ソフトバンク戦の翌日、落合氏の解説内容を伝え聞くと、村田の目の色が変わった。

 

 村田は落合語録に何度もうなずきながら、バットを手にフォームを確認。「ちょっと試してみます」と早速、打撃改造に取り掛かった。すると23日の西武戦で19日ぶりの3号が飛び出し「打球が上がるようになった」と手応えを実感した。

 

 交流戦通算46本塁打は現役最多で、最速の50号も視界に捉えた。「もうすぐ交流戦も折り返し。残りも頑張りますよ」と力強く宣言した村田には、今後も本塁打量産が期待できそうだ。