広島・中村 初白星の裏に「お菓子作り断ち」

2013年04月29日 16時00分

 広島・中村恭平投手(24)が28日の中日戦(マツダ)で7回無失点の好投、プロ3年目にして初勝利を挙げた。左腕から繰り出す直球はMAX150キロをマーク。「球速が出ていれば多少ボール球でも抑えられることが分かった。最後は握力がなくてボールが上ずっていたが、何とかいけた。少し、成長できたのかな」。学生時代に東京・歌舞伎町でホストにスカウトされたこともあるイケメンは収穫を口にした。

 

 大好きなことを断ったことが実を結んだ形でもある。趣味はお菓子作りで、過去には妹がバレンタインデーでボーイフレンドにプレゼントするガトーショコラを作ったこともあるなど、腕前はかなりの上級者。もしもプロ野球選手になっていなかったら、パティシエを目指していたというほどだが、プロ2年間で0勝2敗と結果を出せなかったことで、このオフから“お菓子作り断ち”を決心していた。

 

「勝たなきゃそろそろまずいなと思っていたので勝ててよかった」と中村恭。もちろん1勝くらいで満足するわけにはいかず、お菓子作りはまだまだお預け。「これからはもっとベンチが安心して見ていられるようなピッチングをしていきたい。野球のことばかりを考えているので(お菓子を)作る時間はないです」。エースの前田健と同学年の大型左腕はさらなる飛躍を誓った。