新元号第1号「国民栄誉賞」計画 イチローに授与したい安倍首相の思惑

2019年04月01日 16時30分

新元号が発表され会見した安倍首相(ロイター)

 1日、新元号「令和」が発表され、安倍晋三首相が会見。永田町では新元号の次に注目が集まっている。現役引退を表明した米大リーグ・マリナーズのイチロー(45)に安倍内閣が国民栄誉賞を授与できるかだ。

 安倍内閣で受賞したのは、2013年に元大相撲横綱・大鵬幸喜さん、巨人軍終身名誉監督・長嶋茂雄氏と元巨人、大リーグ・元ヤンキースの松井秀喜氏、レスリング五輪4連覇の伊調馨、将棋の羽生善治氏、囲碁の井山裕太氏、フィギュアスケート2大会連続の金メダル・羽生結弦の7人。安倍首相は歴代内閣で最多記録を更新している。

 日米通算4367安打、10年連続200安打を記録し、先月21日に引退したイチローに国民栄誉賞を授与する方向で調整に入っている。だが、その後、難航しているという。

 政府関係者は「5年間続いた中曽根康弘内閣の時では4人が授与されています。安倍内閣はイチロー選手に国民栄誉賞を受けてもらうため、内々に本人へ打診していますが、イチロー選手が米国に戻ったため、連絡を取るのが難しい状況になった」と肩を落とす。

 野党は安倍内閣に対し「国民栄誉賞を出し過ぎて、授与の重みをなくしてしまっている」と批判している。

 立憲民主党議員は「イチロー選手が過去2度も辞退したことを考えれば“本人は迷惑している”と普通は考えるはず。しかし、安倍内閣は政治スケジュールありきで政権運営を続け、その影響で1日には審議が不十分だった働き方改革関連法の本格施行が始まる。ゴールデンウイークの10連休前に、新元号初の国民栄誉賞をイチロー選手が受けると発表するスケジュールを組み、夏の参院選に突入したい思惑がある」と語った。

 イチローの意向次第だが、どうなることやら…。

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