イチロー引退会見で弓子夫人に感謝「おにぎり3000個握らせてあげたかった」

2019年03月22日 02時28分

試合後の会見で引退を表明したイチロー

 日米球界のレジェンド、マリナーズのイチロー外野手(45)が21日、東京ドームで行われたアスレチックス戦後に記者会見を行い、現役引退を表明した。

 会場に現れたイチローは無数のフラッシュを浴び「こんなにいるの。ビックリするわ」とおどけた。それから表情を戻し「今日のゲームを最後に、日本で9年、アメリカで19年目に突入したところだったんですけど、現役生活に終止符を打ち、引退することとなりました」と正式に引退を表明した。「最後にこのユニホームを着て、この日を迎えられたこと、幸せに感じています。ここで一つひとつ振り返るのは難しいのですが、ここまで応援してくださった方々への感謝の思い、球団関係者、チームメートに感謝したい」と話した。

 弓子夫人について聞かれると「一番頑張ってくれました」と即答。「アメリカで3089本のヒットを打ったわけですけど、ホームでのゲーム前に妻が握ってくれたおにぎりを食べるんですね。その数が2800くらいだったんですよ。(妻は)3000(個)いきたかったみたいですね。3000個、握らせてあげたかった」と妻の“無念”を思いやった。「僕はゆっくりする気はないですけど、妻にはゆっくりしてもらいたいですね」とねぎらいの言葉を贈った。

 イチローは続けて、愛犬・一弓(いっきゅう)の話を切り出した。

「今年で18歳になろうかという柴犬なんですけど、さすがにおじいちゃんになってきて、毎日フラフラなんですけど懸命に生きているんです。その姿を見てたら『俺、頑張らなきゃなって』…。これはジョークとかではなく本当に思いました」

 愛犬はメジャーデビューの2001年生まれ。「2002年にシアトルの我が家に来たんですけど、まさか僕が現役を終えるまで一緒に過ごせるとは思っていなかったので、これは大変感慨深いですね」。イチローは自身を支えてくれた妻と愛犬への感謝の思いを明かした。

「質問がある限りお答えします」と宣言したイチロー。会見は「俺、変なこと言った?」「その質問、さっきありましたよね」と軽妙なトークを交えつつ、約1時間20分にも及んだ。最後の質問を終えると「夜遅くまでありがとうございました」と深く頭を下げ、会見場を後にした。

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