イチローは3打数無安打 大歓声に感謝「東京のファン最高!」

2019年03月17日 18時19分

チームメートを出迎えるイチロー(右)

 20日のアスレチックス戦(東京ドーム)で7年ぶりの日本開幕戦を迎えるマリナーズ・イチロー外野手(45)が17日、プレシーズンゲームの巨人戦(同)に「9番・右翼」で先発出場。中飛、二ゴロ、遊ゴロの3打数無安打に終わったが、日米両球界で認められたレジェンドの一挙一動に4万6315人で埋まったスタンドは沸き返った。

 結果はこの日も出なかった。2回無死一、二塁の第1打席はフルカウントから巨人先発・今村の直球を捉え切れず中飛。4回一死一塁の第2打席は二ゴロ、6回二死一塁の第3打席も2番手・田口のストレートに詰まり、遊ゴロだった。

 これで連続無安打はアリゾナでの18打席から21打席へ増え、トータルでの打率は7分1厘(28打数2安打)まで落ちた。

 それでも、この日の東京ドームの主役は明らかにイチローだった。初回、坂本の飛球をランニングキャッチすれば大歓声。2回の凱旋第1打席では、背番号51がネクストバッターズサークルで準備を開始しただけで、ファンはスマートフォンを一斉に構えた。現役として最後になるかもしれない、その一瞬一瞬を逃すまいとファンは画面に収めた。

 それはイチローの日本での“神扱い”に興味津々だったマリナーズナインも同様。多くのナインがベンチ内でスマホを構えた。

 アリゾナキャンプから通算8試合連続無安打に終わったイチローは「いい雰囲気でしたよ、球場はね。東京のファンは品がある」と、凡退に倒れた3打席全てで拍手を送ってくれた観客に感謝。「今日しか来られない人がたくさんいたと思うし、結果を出したかったね。でも、いい雰囲気。すごくいい感じです。感激しました。すごくいい。東京のファン最高!」とテンションを上げ球場を去った。

 それはさながら、唯一無二の“人間国宝級プレーヤー”イチローを4万6315人がめでるための鑑賞会のようだった。