阪神は17日の西武戦(甲子園)に7―3と完勝。甲子園でのオープン戦は2敗1分けだったが、最後の4試合目でようやく本拠地初白星を挙げた。

 先発のFA右腕・西勇輝(28)が5回4安打1失点と、開幕に向けて万全をアピールすれば、打線もベテランの福留孝介外野手(41)が、西武のドラフト1位・松本航投手(22=日体大)から2号3ランを放つなど2安打3打点と活躍。開幕スタメンが濃厚の新人・木浪聖也内野手(24=ホンダ)も、オープン戦7試合連続安打となる右翼線への適時2点二塁打を放ち、ファンを沸かせた。

 チームは昨年、本拠地の甲子園で21勝39敗2分けと大苦戦しただけに、この日の勝利でひと安心。矢野燿大監督(50)は西について「さすが。いつ開幕しても大丈夫という感じだ」と絶賛。甲子園初勝利には「(去年のことは)いつも言うけど終わったこと。もちろん、甲子園で勝つことを目指しているし、俺らも前を向いて頑張るだけ。プラスにしていきたい」と話した。