ダル古巣レンジャーズ戦に先発 5回途中5Kと順調に復活

2019年03月15日 12時00分

【アリゾナ州メサ14日(日本時間15日)発】カブスのダルビッシュ有投手(32)は古巣レンジャーズとのオープン戦に先発し、4回0/3を投げて3安打5奪三振で1失点だった。

 立ち上がりから直球と宝刀スライダーの制球が定まらず、初回は四球に2安打が絡んで失点し、打者6人に29球を要した。2回以降はスライダーを続けて投げるなどしたが、三者凡退に仕留めた3回を除いて最後まで安定せず、5回先頭の秋信守に四球を与えたところで降板した。

 確かに4四死球と荒れたが、成果はあった。ダルビッシュは「真っすぐに関しては最初から苦しんでいましたけど、3回くらいからスライダーをメインにして立て直したので、シーズンに向けてすごくいい調整になったと思う」と振り返る。

 昨季は右ヒジの故障でわずか8試合の登板にとどまったが、ここまで順調に復活ロードを歩んできた。オープン戦3度目の登板で「だんだん不安な部分とかがちょっとずつ消えてきたりとか、逆にそれによってまた課題が出てきたりとか。そうやってキャリアを過ごしてきているし、何よりもこういうプロセスの中にいるってことが幸せなことだと思う」と、しみじみ語る。

 5回に打者1人だけ投げたことにも意味はあった。「前回は4イニング目のマウンドに立って、その中で疲れが出てきたりした。4回で終わりって感じだったが、もう一人だけ行かしてくれって言って5回のマウンドに立つことができた」。直球は最速97マイル(約156キロ)に達し、スライダーにも「いい感じで(球速が)落ちて奥行きが出ていたから、打者がスライダーと分かっていても待てないっていう感じで、空振りもしていた」と手応えを感じている様子だった。