藤浪の用心棒にコンラッド指名

2013年04月11日 11時00分

 阪神の注目ルーキー・藤浪晋太郎投手(18)が7日の広島戦(マツダ)でプロ2戦目のマウンドに上がった。中継ぎで2回1失点。次回登板で念願の初勝利を狙うが、その前に球団では「用心棒」が必要と判断。ブルックス・コンラッド内野手(33)が最有力候補に挙がっている。

 

 

 当初は、この日に先発する予定だったものの、6日の雨天中止で先発ローテが変更となったため今回は救援登板。4回からマウンドに上がると最速152キロの直球を軸に4奪三振。その一方で失点した5回には3四球と制球が乱れるなど今後への課題も残した。藤浪も「慣れないところで力みが出て、無駄な四球が多かった。三振を狙いすぎて力んでしまった」と反省モードだ。

 

 次回は14日のDeNA戦(甲子園)での先発が有力な藤浪に、球団関係者は“ある準備”を進めている。用心棒役の選定だ。藤浪の特徴の一つが右打者の内角を襲う“抜け球”。この日も5回に広島・栗原が内角高めに抜けた149キロ直球を倒れながらよける場面があった。この球威抜群の荒れ球は他球団を戦々恐々とさせているが、チーム関係者は「打者によっては危険でしょうね。注意していかないと…」と指摘する。内角高めの一球をきっかけに乱闘が勃発する危険があるからだ。興奮した外国人選手が藤浪に向かって一直線に突進するというシーンも予想される。

 

 そこでコンラッドだ。本塁突入でベースの前に立つ捕手に猛然とタックルするなど気迫を前面に押し出してきた。「乱闘になったら最初に捕手が止めますが、相手が大きな外国人だと、こちらもパワーのある人間が出ないと危ない。そこはやはりコンラッドでしょう」と前出の関係者が言えば、別のスタッフも「コンラッドにそういう役割も期待したい。ガーンと走っていって藤浪を守ってほしい」と同調する。

 

 コンラッドも「チームメートだ。もちろん助けるさ」と快諾。マウンドの“金の卵”に危険が迫れば、真っ先に三塁から駆けつける覚悟だ。打者を封じるためには厳しい内角攻めは欠かせない。心強いボディーガードがいれば、勝負に専念できるはずだ。