甲子園の新型メインビジョンお披露目 1・6倍大型化

2019年03月04日 17時31分

甲子園球場の新型メインビジョン

 阪神の本拠地・甲子園球場の新型メインビジョンがリニューアル工事を終え、4日、報道陣にお披露目された。

 従来のビジョンは選手名、審判名、スコアをそれぞれ個別のビジョンで表示する3分割仕様だったが、新たに設置されたメインビジョンはそれらが統合され巨大な〝一枚板〟に。映像を表示できる面積は、従来比1・6倍にまで増えた。今後はより鮮明で迫力のある映像を、観戦中のファンに提供することが可能になる。

 ビジョンの開発に携わった三菱電機・施設システム部映像情報システム課の寺西将人氏は、伝統と風格ある甲子園球場の雰囲気を損なわぬよう考えた上で「BSOランプの位置も微調整しつつ大型化に取り組んだ」と説明。操作も従来と比べて、より簡単になったそうで「1人のオペレーターの方が、ワンクリック操作で全て連動して操作できるようなシステムを導入した」と胸を張った。

 表示面積が増えたことで、リプレー時などの映像広告掲載などにも制約が減り、柔軟な対応ができるようになるなど営業面でのメリットも大きいが、ファンサービスの点でも同様だ。阪神の攻撃中には、打者それぞれのヒッティングマーチの歌詞を表示できるなど、様々な面で球場での応援を盛り上げる一助になる。

 5月5日のこどもの日には、ビジョンに表示する選手名をひらがな表記にしたファンサービスが話題になった。甲子園球場長代理の岡久俊治氏は「子供の日のサービスは、今後も過去の形を踏襲しながらパワーアップさせつつ続けていく。新しい大型ビジョンが導入されたことで、より可能性も広がってくる」。今後は営業サイドの様々なアイデアにも期待が集まりそうだ。

 オープン戦開幕から4連敗と、やや低空飛行が続く新生矢野阪神。新型ビジョン同様に“一枚岩”の結束を期待したいところだ。