DeNAのカギ握るのは倉本&ソト

2019年02月27日 11時00分

2塁・ソトは大丈夫か?

【赤坂英一 赤ペン!!】今キャンプでひときわ張り切っていた指導者の一人が、巨人の二軍からDeNAの一軍に戻ってきた田代チーフ打撃コーチである。現役時代は前身の大洋一筋で、2010年に横浜の二軍監督を辞任して以来、実に9年ぶりの“オバQ”復帰だ。

「今年65歳になるおれを呼び戻してくれるとは思わなかった。こんなにうれしいことはないよ」

 現在の打線の充実ぶりには手応えを感じているという。「4番に筒香。その前後に梶谷、宮崎、ロペス、ソト。足のある桑原、神里がいて、中井(元巨人)も使える」と、あの顔をほころばせた。

 もっとも、心配の種がないわけではない。ラミレス監督が常々、「選手1人で2ポジション守るのが理想」と語っている守備位置の問題である。

 昨季はFAで獲得したショートの大和が攻守に振るわず、そのシワ寄せでショートからセカンドへ回された倉本も調子を落として二軍落ち。一塁はロペス、三塁は宮崎がレギュラーとして、懸案の二遊間は誰を固定するのか。永池内野守備走塁コーチに聞いてみた。

「セカンドはソトです。一塁や外野(ライト)と兼用というより、基本的にセカンド一本。本職ではないので、不安もあるといえばありますけど、そこはこちらも承知の上なんでね。守れる範囲で守ってくれればいい、という方針でいきます」

 永池コーチが明かした通り、185センチ、97キロの“超大型セカンド”ソトの守備力には不安がつきまとう。メジャーはもちろんマイナーリーグでもあまり経験がなく、昨年7月に固定されてからも危なっかしいところが目立った。今キャンプでは早出特守にも取り組んでいたが、視察に訪れた他球団関係者は「ソトがセカンドならありがたいね」と語っていたほど。となると、ショートには、そんなソトをカバーできる守備力の持ち主が必要だ。

 復活を期す大和、4年目の柴田、ドラフト2位新人・伊藤裕(立正大)らがひしめいている中、最有力候補はやはり、一昨年まで3年間レギュラーを張っていた倉本。今キャンプではセカンドとの掛け持ちを拒否し、「もう一度ショート一本で勝負したい」と首脳陣に訴えていたという。

 下馬評の低いDeNAのカギを握っているのは、意外に倉本やソトのような脇役ではないか。あっ、もちろん、田代、永池コーチの指導力も。

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