「うまくいけば3位には入れるぞ」と言うとオリックス・西村監督は…

2019年02月23日 16時30分

西村監督(右)と握手する伊原氏

【伊原春樹・新鬼の手帳】オリックスの宮崎キャンプは、活気があって実にいい雰囲気だった。例年以上に選手たちから声が出ていたし、よくよく聞けば、キャンプイン直後の数日間は球場内のBGMをあえてストップさせ、きちんと各選手たちから声が出ているかどうかを首脳陣がチェックする試みも行われたという。なかなか“西村流”のアイデアには、いい意味でユニークなものがあると感じた。

 戦力的には西と金子、中島らが抜け、確かに苦しいと言わざるを得ない。だが、西村監督に悲壮感はまったく感じられず、シーズン開幕が待ち遠しくて仕方がないといった様子であった。

 その理由は、若手の台頭に大きな期待をかけているからである。攻撃の要となりそうな吉田正は、入団3年目で昨季初めて規定打席に達するなど中心選手に成長。今季は大黒柱としてさらなる飛躍が見込まれる。そこは指揮官も「チーム浮沈のキーポイント」とにらんでいるようで、フリー打撃で快音を響かせるたびに満足そうだった。

 その一方、西村監督は「新外国人がどれだけやってくれるかという点も、ウチにとっては大きなウエートを占めています」とも語っていた。新しく獲得したジョーイ・メネセス(26=前フィリーズ3A)は4番候補で、計算通りに暴れてくれれば吉田正に対するマークも分散できる。

 そして長身右腕のタイラー・エップラー(26=前パイレーツ3A)も球威があり、面白い存在になりそう。先発として西、金子が抜けた穴埋めの役割を果たしてくれれば申し分ない。

 あとは助っ人6人のやりくりをどうするか。西村監督の手腕の見せどころで、わざと私が「うまくいけば3位には入れるぞ」と言うと、不敵な笑みを浮かべていた。どっこい、胸のうちでは「優勝」の2文字しか考えていないはずである。