西武・廖任磊(リャオ・レンレイ)投手(25=前巨人)が21日の練習試合、台湾・統一戦(高知・春野)に2番手として登板。最速152キロのストレートを軸に打者3人を13球で三者連続三振に斬り新天地でのデビュー登板で強烈なインパクトを残した。

 先発した同郷の先輩・郭俊麟投手(27)が3回6安打3失点(自責2)と乱調だっただけに廖の投球が余計に光った。先頭打者をフルカウントから116キロのカーブで見逃し三振に斬りスタートした201センチ右腕。続く打者をわずか3球、この日最速の152キロ速球で連続三振。最後の打者はタイミングを完全に外しての見逃し三振だった。

 西武での一軍3Kデビューに廖は「キャンプで取り組んできた課題が結果につながって良かった。これまではブルペンと試合の感覚にズレがあったので、ブルペンでも試合と同じように打者を立たせて練習をしてきた」と、より実戦を意識した取り組みの手応えを語った。

 その上で今後の課題を「先頭打者への入りですね。どうしても1人目の初球からボール、ボールで入ると一軍の打者には通用しない。そこを改善していきたい」としていた。