阪神若手投手が江夏塾に行列つくる!?

2019年02月16日 14時00分

江夏氏のお言葉を直立不動の姿勢で頂戴する島本(左)

 虎のレジェンドが注目したのは意外な投手だった。球団OBの江夏豊氏(70)が15日、阪神の沖縄・宜野座キャンプを訪れ、ブルペンで藤川や能見らの投球を見守り「藤川は年々若返っているようだ。4番、エース、守護神はやはり日本人が務めるべき」と持論を展開した。

 その江夏氏が気を留めたのが、昨季は一軍登板1試合にとどまった島本浩也投手(26)だ。2015年の春季キャンプで臨時コーチを務めた際、自らが使用していたグラブを手渡し、激励したのが当時育成から支配下登録されたばかりの島本だった。

 あれから4年――。伸び悩む左腕はブルペンでの投球前に江夏氏へあいさつすると「悩んでいるのか?」と声をかけられ「(自分の投球は)いい時と悪い時の差が激しくて」と島本が打ち明けると「悪い時を少しでも減らしなさい。そのためにはとにかく練習するしかない」と激励されたという。その後、江夏氏は島本の正面までわざわざ席を移動し“愛弟子”の約40球の投球を見守った。

 この光景には球団関係者も「臨時コーチを務めて以来、ここ数年は気を使われてか選手に直接指導されることはあまりなかった」と驚きを隠せなかった。一方で「若い投手にとっては勉強になることはたくさんある。シーズン中も気になったことがあった時は誰かを通じてでも助言してもらいたい」と江夏氏にラブコールを送った。

 阪神には浜地、望月、守屋ら有望な若手投手がひしめく。レジェンド左腕のエキスをたっぷり注入してほしいのだが、果たして…。