日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18=金足農)が、16日の紅白戦で同5位・柿木蓮投手(18=大阪桐蔭)とともに先発登板することが決まった。14日、米アリゾナでの1次キャンプを終えて沖縄入りした栗山監督が明かした。

 指揮官は空港に降り立つと、すぐさま二軍キャンプ地の国頭へ向かい、吉田輝と柿木のブルペン投球をチェック。吉田輝の投球を「ワクワクしたし、ドキドキした。うなりを上げるイメージのボール。チームに良い風を吹かせてくれると思っている」と絶賛した。

 吉田輝は「本当に投げれることが決まって楽しみ。(柿木には)部屋に戻ってから『次は勝つぞ』と言いたいです」と昨夏甲子園決勝のリベンジを宣言。対する柿木も「(昨夏は)勝たせてもらったので、上から行きたいです」と笑顔で応じた。紅白戦の結果次第で、一軍に抜てきされる可能性もある。

 一軍に行けば高いレベルで練習ができることはもちろんだが、宿舎が1人部屋になるメリットも大きい。というのも、今キャンプで吉田輝は郡、柿木との3人部屋で“騒音問題”に悩まされているからだ。

 荒木二軍監督によると「郡が俺のところに『柿木のいびきがうるさいんですよ!』って文句言いに来て(笑い)。起こしても効果がないらしい」とか。吉田輝も「やかましいんですよ(笑い)。昼寝のときが一番うるさくて、話しかけて『うん』と返事をした5秒後にいびきをかいてたりして…」と明かす。

 一軍に昇格すればそんな状況も変わる。これも“打倒・柿木”のモチベーションとなっているようだ。