浦学21年ぶり4強の陰に“隔離生活”

2013年04月01日 11時08分

<第85回センバツ高校野球(第10日・31日)>浦和学院(埼玉)10-0北照(北海道)

 

 浦和学院が1992年以来、21年ぶりの4強入りを決めた。

 

 浦学ナインは厳しい規律の下、強い精神力を養っている。寮生は休日以外は外出禁止。出掛ける際は校名のロゴが入ったジャージー、または制服を着用し、学校かばんを使わなければならない。そのため街に出ても「坊主ですし、すぐに浦学の野球部だとわかってしまう」。

 

 朝昼晩、3食の白飯の量もきっちり決められ、朝650グラム、昼500グラムに丼と麺、夜800グラムを最低量として食べる。カップ麺や甘いものはもちろん、飲み物なら果汁100%以外のジュース、炭酸飲料はNG。食事時のみテレビを見られるが、チャンネルはNHKかスポーツニュースに限られ、バラエティーなどは見ることができない。

 

 夕食を終えて野球日誌を書き終わると、10分間だけの“ケータイタイム”。普段は携帯電話を寮に預けており、その時間だけ家などに連絡することができる。

 

 部員全員が同じ“野球部だけのクラス”に属し、1、2年生は一般生徒と校舎も別棟。「授業中、コーチとかが廊下を見回りに来る。寝ているとあとで怒られます」とここでも気が抜けない。3年生になると一般生徒と同じ棟になるものの、厳しい環境もあって「隔離されたような生活を送っているので話も合わなくなります」。そのため一般生徒とはすれ違ってもあいさつ程度の会話しかなく、女子と話すのも当然“アウト”だ。

 

 しかし、ナインは「遊びたいとかゲーセンに行きたいとかは頭にない。浦学野球部として人間的にも模範にならないといけません」ときっぱり。名門校の誇りを胸に勝利を目指す。