阪神・矢野監督がナインにノルマ 自己紹介カード1000枚配布

2019年02月05日 16時30分

ファンにサインをする矢野監督

 阪神が「お土産付き春季キャンプ」を断行している。3日の日曜日はファン5000人が集結。今年の虎キャンプはあの手この手のファンサービスで大忙しだ。

 すでに「ファンを喜ばせたい」を大スローガンに掲げる矢野監督は連日即席のサイン会を実施。オリックスからFA移籍した西、ベテランの能見ら主力組も練習の合間にペンを走らせている。それだけではない。矢野監督は一、二軍全ナインに作製された名刺サイズの自己紹介カードをキャンプ中に「各自1000枚をファンに配るように」と緊急要請したのだ。

 これまでは営業部が中心になって各選手にカード500枚を配布するようお願いしてきたが、今年は指揮官自ら音頭を取って事実上の“ノルマ化”。ナインの間からは「もともと、サインを書かない分、カードは歓迎だったんですが1000枚はとてもさばけない」「街でカードを渡すしかない」など困惑する向きもあったが、そこは応援してくれるファンのためには仕方ない。ある球団幹部も「ウチは人気球団と言われ続けているが、今の時代、あぐらをかくわけにいかない。監督の方針を支えていきたい。ファンの方には球場に来れば何かしら“お土産”を持って帰れるように心掛けている」という。

 高知・安芸市での二軍キャンプでも若手選手の撮影会やサイン会を実施。オーナー付シニアエグゼクティブアドバイザーの掛布雅之氏にも「お客さんも喜ぶし、気がついたことを指導してもらえれば」(平田監督)と応援要請し、今月中旬にも実現するという。

 矢野監督は4日、今キャンプ初となる7日の紅白戦での鳥谷らベテラン組の出場について「今日出たい、と(急に)言うのもあり。自分が一番いいものを選んだらいい」と飛び入り出場も認める寛大さでいるが、ことファンへの対応については超シビア…。選手も頑張るしかない。