鶏より早い阪神・鳥谷

2019年02月04日 16時30分

黙々と坂道をダッシュする鳥谷

 覚悟は本物だ。阪神・鳥谷敬内野手(37)が沖縄・宜野座での春季キャンプで若手とともに全メニューを消化している。第1クール最終日の3日は今キャンプ初のシートノックで遊撃の位置に入り、軽快な動きを披露。フリー打撃では打撃投手を務めた3年目・才木を相手に安打性の当たりを連発し、最後は坂道ダッシュまでこなした。

 鳥谷は「誰もケガをしていないんで普通です。7日の紅白戦? 出ないと思うが『いつでもいける』と書いておいてください」と涼しい顔。それでも矢野監督は「自ら表現するタイプではないと思うが、その中でもにじみ出るものがあった。挑戦するという気持ちが動きの中で感じられた」と絶賛し、鳥谷を第1クールのMVPに選出した。

 実際、裏では人知れず若手以上の練習量をこなしている。「宿舎の練習場には朝5時に来て、ウエートトレーニングをやっている。もちろん他の選手は誰一人としていない。トータルの練習量では断トツ。それだけ今季にかける思いは強いのだろう」とチーム関係者。まだ夜も明け切らず、ニワトリが鳴く前から一人で黙々と汗を流しているという。

 チーム一の練習の虫として知られる鳥谷だが、さすがにそこまでの早朝からの始動は異例。そんな姿に周囲は「キャンプ序盤からそんなに練習して大丈夫だろうか」とオーバーワークを心配する一方で「今年は必ずやってくれる!」との期待も大きい。今季こそ完全復活なるか――。