巨人・原監督 盟主復活へキャンプ初日から改革メス 破壊と創造

2019年02月02日 14時00分

初日から原ワールド全開だ

 巨人の春季キャンプが1日、宮崎でスタートした。盟主復活へ、いよいよ本格スタートとなったが、主役はやはり4年ぶりに復帰した原辰徳監督(60)だった。オフにはなりふり構わぬ“大補強”を敢行した「全権監督」だが、改革のメスはグラウンド内外へ波及。早くも巨人が原カラー一色に染まっている。

 初日から精力的に動き回った。原監督は青島神社への参拝を終えると、自ら「サンライズブルペン」と命名した新ブルペンの除幕式に参加。大勢の報道陣を引き連れながら投球練習に鋭い視線を送り、昨季期待を裏切ったゲレーロらに個別レッスンも行った。後を絶たない来訪客にも次々と応対し、打撃ケージ裏に設置された通称「原タワー」には由伸前監督と村田真一前ヘッドコーチの“元ツートップ”を招き入れた。

 初日を終え「始まったなという感じですよ」と総括した指揮官だが、球団から編成面に及ぶ全権を託された原監督の意向は全方位的に反映されている。まずは首脳陣を含む全メンバーが着用するウインドブレーカー。「パッと見て誰なのかが分かりづらいとの監督の意向」(球団スタッフ)により、すべてに背番号がプリントされた。

 さらには東京ドームを含むすべての施設内のマウンドとベースがメジャー仕様に一新。原監督は「どういう状況であっても、それ(メジャー)に近い環境でやることがいいだろうということ。(ベースは)メジャーリーグでは、あれだけヘッドスライディングをしても、けががほとんどない。じゃあ、それを取り入れようと」と説明した。ただ、指揮官の大ナタはグラウンド外でも振るわれていることが判明した。

 選手宿舎での決まり事も例外ではない。一つは門限の前倒しだ。門限は年々強化される傾向にあったが、今キャンプではついに午後11時を“突破”して同10時30分と厳格化された。ナインからは「さすがに門限が10時台なんて聞いたことがないですよ。(車で約30分の)市内にウカウカ飲みに行けませんよ…」と悲鳴も上がるが、根底には「選手は常にいいコンディションでグラウンドに向かう。レスト(休息)も重要」との指揮官の考えがある。

 原監督自身も改革の先陣を切る姿勢を示すように「ビールを控えて、ノンアルコールビールにしているよ」と“飲み方改革”を実践中というが…。新戦力6人を獲得し、支配下16選手の背番号を大シャッフル。全権監督による「破壊と創造」は今後もやむことはなさそうだ。