ライバル校に分かれた双子がセンバツ同時出場

2019年01月31日 16時30分

2015年リトル時代の冨田兄弟。健悟(左)と進悟

 今年のセンバツに「ツインズ」が別々の学校で同時出場を決め、話題になっている。

 それが神奈川の桐蔭学園と、横浜の冨田兄弟。2人は二卵性双生児で、俊足と守備力が売りの兄・健悟(1年)は桐蔭学園で主に1番打者を務める中堅手。長打力が売りの弟・進悟(1年)は横浜で5番・左翼を任されている。父親の俊幸さん(55)は「夢だった舞台に、子供たちがこんなに早くたどり着けるなんて、ホントに夢のようです。もうこれ以上のことは望めません」と喜んでいる。

 実はこの兄弟、4万人以上の大観衆を前にプレーしたり、記者会見場でメディアからの質問に答えることはすでに経験している。東京北砂リトルリーグ時代の2014年と15年、2年連続で米国のワールドシリーズに出場。中1で出場した15年は進悟が5試合で4本塁打、健悟が3本塁打を放ち世界一に貢献した。

 その後、2人は新宿シニアで一緒にプレー。そして、別々の高校を選択することになるのだが「たまに家に帰ってきて、一緒にソファに座ってテレビを見たり、ゲームをしたりしていますけど、初めてチームが分かれて、何か芽生えてきたものがあると思うんですよね。同じ神奈川のライバル校ですし」と俊幸さんは話す。

 昨秋の神奈川大会決勝はその両校が激突、横浜が11―2で勝利した。俊幸さんと雅子さん(51)夫婦は、両校の父母会の了解を得て、保土ケ谷球場の一塁側でも三塁側でもない、バックネット裏から2人の息子を見守った。もし、センバツで両校が再戦するとなれば…。俊幸さんは今、年度末に休暇が取れるかどうかを心配している。