西武・内海哲也投手(36)が“人的補償の先輩”高木勇人投手(29)のアシストに感謝した。

 23日、西武第二球場での自主トレを公開した内海は会見で、初顔合わせのナインとの媒介役を務めてくれた巨人時代からの後輩の気遣いに目をパチクリ。「めちゃめちゃ心強いですね。ジャイアンツの時はそんなふうに思わなかったんですけど、高木がいるだけで入りやすい雰囲気をつくってくれてるんで、こんな頼もしかったのかなって、うれしく思っています」と感謝の言葉を並べた。

 これに対し高木は「昨日、本当は自分から連絡しないとダメなんですけど向こうから連絡が来て『ちゃんと絶対来いよ!』と言われた。自分は久しぶりに会ったお兄ちゃんみたいな感じ。(去年)自分も経験して、何も分からなくて、誰も知らないという感じだった。あの人(内海)レベルがそれをするのはアレなので、自分が何とか分かる範囲で気を使わないとと思った」とその舞台裏をポロリ。続けて「内海さんはめっちゃ走るんで、僕もしっかり走ってきました。走る量はジャイアンツでもすごいから、西武でもその姿を見て、いろんなことを思う人が出てくるんじゃないかな。意識がすごい人なので。何事も全力でやるので野球の事以外でも…全力ですよ全力。必死なんですよ、ゲームとかでも。自分も負けたくない。ちょっとでもアピールして、一軍(A班)のスタートなんで、シーズンの最後まで残れるように頑張ります」と最後は自分のアピールにつなげた。

 そして、最終的には「豪州ウインターリーグの収穫? 包丁を使えるようになったかな。今までは包丁が使えなかったんですよ」と真顔でボケるいつもの高木節を取り戻し報道陣の爆笑を誘った。