阪神・矢野監督が恥を忍んで西にお願い「菅野の攻略法教えて」

2019年01月21日 16時30分

キャッチボールする西勇輝(左)と藤浪晋太郎

 オリックスからFAで阪神に移籍した西勇輝投手(28)が20日、就任1年目の矢野燿大監督(50)から早々の“おねだり”を受けた。

 この日、西は甲子園での自主トレを公開。同僚となった藤浪らとともに汗を流し「1年間ケガのない体づくり。1イニングでも長くマウンドに立ち続けたい。仕上がり? うまくいってます」など順調に調整が進んでいることを強調した。今オフはすでに巨人のエース・菅野と米ハワイで3度目となる合同自主トレを敢行し、「自分とは違う角度からとか、気になったことは常に聞いて勉強してきた。菅野さんから聞いたこととか(阪神の)後輩に聞かれたら何でも伝えようと思ってます」と若手投手の指南役にも立候補。3年連続で不振の藤浪も「(2人とも)コントロールのいい投手なんで聞いていきたい」と喜んだほどだったが、それ以上に過剰反応したのが同じくこの日、新人の合同自主トレを視察していた矢野監督だった。

 両者の接触こそなかったが、西の指南役発言を伝え聞くや「(選手よりも)逆にオレが菅野のことを教えてほしい! どうやったら打ち崩せるか、それを聞きたい!」といきなり懇願…。首脳陣にすれば投手よりも攻撃面でのヒントが欲しい。阪神は昨年こそ菅野に2勝3敗。トータルでは顔も見たくないほど苦手にしている天敵だ。前任者の金本監督も「一番は菅野やマイコラスとか一流をいかに打てるかということ。それができたら力が付いたということ」と再三、若手に連呼してきたが、果たせなかった経緯があるだけに、なおさらなのだ。

 しかももともと、矢野監督は「強いところを倒す方が阪神ファンは喜んでくれる。昔の人たちが作ってくれた“伝統の一戦”といわれるところを受け継ぎたい」とG倒を約束。だからこそ菅野と“ツーカーの仲”の西に恥を忍んで頭を下げたのだろう。

「(初のセ・リーグに来ても)自分を変えることはない。10年間やってきたことを出すだけ」とオリックス時代の投球スタイルで挑む西。指揮官の申し出もクリアしたいところだが、うまくいきますか。