阪神ドラ1・近本 災害も本業も“備え”欠かさず

2019年01月18日 11時00分

自主トレを行った近本

 あの日から24年。17日、兵庫・西宮市内の鳴尾浜球場で、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の犠牲者を悼み、阪神の選手・スタッフら約50人が練習開始前に黙とうをささげた。

 練習後、報道陣の取材に対応した同県淡路市・久留麻出身のドラフト1位ルーキー・近本(大阪ガス)は94年11月9日生まれ。震災当日はまだ生後2か月ということもあり、「記憶はない」というが「震源地の北淡町は隣町。寝ている兄(3人兄弟の長男)の真横にタンスが倒れてきたと家族から聞かされた。もう少し(場所が)ズレていたら命も危なかった」。

 小学生時代には授業の一環として北淡震災記念公園を訪問。今も保存されている地割れの跡を見学し強い衝撃を受けたという。「(災害自体は予測不可能だが)備えはできる。自分も水だけは家に常に用意している」と神妙な面持ちで語った。

 この日の新人合同自主トレでは中堅の守備位置に就き外野ノックを受けた近本。鳴尾浜の上空には冷たく強い風が吹き荒れていたが、「(本拠地)甲子園の浜風をイメージしながら」軽快な動きを披露した。本業の野球でも“備え”は欠かさない。

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