恒例「天地会」 遊撃再挑戦の鳥谷を大物OBが“援護射撃”

2019年01月16日 16時30分

乾杯する吉田義男氏(中央)ら天地会メンバー

 阪神で1985年の日本一と87年の最下位を経験したメンバーで集う恒例の「天地会」が15日、兵庫県・有馬温泉の料理旅館「旅篭」で開催された。

 2005年V監督の岡田彰布氏(61)らが揃って参加した中、唯一の日本一監督である大物OB吉田義男氏(85)が、今季から遊撃手に再挑戦する鳥谷敬内野手(37)に初めて言及。「だいたい内野で年齢がいくと左から右へ守備位置が行って選手生命が終わるんやけど(鳥谷は)違う。俊敏性に欠けるのは仕方ないが確実性はある。やってみないと分からないし、挑戦する心意気がいい。若手との競争で生き残れば新しい鳥谷の野球人生が広がる」とエールを送った。

 吉田氏は現役時代に遊撃手として活躍し、華麗な守備から「牛若丸」の異名を取った。チーム内には「もう守備範囲は狭くなっていて、衰えも出ている」と鳥谷の遊撃再挑戦には懐疑的な声もあり、一部OBからも「もともと金本監督時代に若返りするために鳥谷を遊撃手から外したのに、また戻ろうとするのはどうか」など反対意見も出ているが、御大の見方は真逆の「賛成」だった。

 元監督でもある阪神の和田豊テクニカルアドバイザー(56)も「あえて挑むのも鳥谷の持ち味。2年遊撃をやってないけど練習はしているし、何より若手にはない経験があるのは大きい。ファンも喜ぶはず。本人も簡単じゃないとは分かっているはずだから気合は入っている」と背中を押す。

 鳥谷は今季で長期契約が終了する背水の立場。偉大なOBからの“援護射撃”は「毎日グラウンドに立てるような状態にしていきたい。大事な一年になる」と意気込むベテランにとって心強いはずだ。