阪神・藤浪晋太郎投手(24)が14日、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で自主トレを行い、12日に続き今年2度目のブルペン入り。カーブ、カットボールなどの変化球も織り交ぜ、前回の42球を上回る65球を投げた。

 この日も投球の大半は大きく振りかぶるワインドアップ。「悪くはないですね」と鈴衛ブルペン捕手と時折にこやかに言葉を交わしながら一球一球、丁寧に投げ込んだ。

「開幕投手を巡る争いは横一線」という矢野監督の発言に「毎年言ってますが、自分は開幕投手には(思うところは)何もない。自分はそういう立場ではない」と淡々と語ったが、ブルペンから引き揚げた後に無人の外野を20分間走り込むなど、今季にかける意気込みの強さは誰の目にも明らかだ。