中日が19日のオリックス戦(岡崎)も2―7で落とし、7連敗を喫した。これでオープン戦通算成績は3勝12敗1分け。オリックスに抜かれ、単独最下位だ。
チームの成績が振るわない原因は自慢の投手陣の不調にある。チーム防御率4・98は12球団でビリから2番目の11位。この日も先発の中田賢が2回途中に6失点で降板となり、高木守道監督(71)は「ここんとこ、しゃべってることと同じじゃん。今の状態じゃ自信ないんじゃない。この時期にあの球じゃイカン」と厳しい表情で球場を後にした。
12球団ナンバーワンと言われた中日投手陣がいくらオープン戦といえども、なぜここまでひどい状態になっているのか。首脳陣の1人は「今年は監督がピッチャーのことをいろいろ言っているからね。選手も新聞で監督のコメントを読む。それがプレッシャーになっているんだよ」と明かす。
昨季は投手部門は権藤前投手コーチにすべてお任せ。高木監督がブルペンに姿を見せることもほとんどなかった。しかし、今年はキャンプから積極的にブルペンを視察。それだけでなく「今年はピッチャーが心配」「ここまでいったい何を練習してきたんだ!」「自分がどういうピッチャーか分かっているだろう!」など昨季までは権藤前コーチに遠慮してやらなかった投手陣への「ダメ出し」を連発している。そんな老将の厳しい指摘が慣れない投手陣にはプレッシャーとしてのしかかっている、というのだ。
いわば権藤コーチがいなくなった“後遺症”。首脳陣は高木監督に、できればあまり投手陣に注文をつけないでほしい、と願っている。









