同期を“起床係”にしていた 日本ハム・吉田輝星のグラウンド外でも際立つ大物ぶり 

2019年01月10日 16時30分

多くの報道陣を前に取材対応する吉田

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(17=金足農)が9日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で始まった新人合同自主トレに参加した。昨夏の甲子園を沸かせたスターの始動ということもあり、多くのファンや報道陣が集結するなど、大物ぶりをうかがわせた。一方で吉田輝はグラウンド外でも存在感を発揮している。その内容とは――。

 甲子園のスターを一目見ようと、平日にもかかわらずこの日は約700人のファンが集結。報道陣も34社83人が集まり、テレビのワイドショーで生中継も行われるなど、その大物ぶりは際立っている。

 午前10時から新人合同自主トレがスタートすると、アップを経て午前11時半からキャッチボール。入団前から親交の深いドラフト5位・柿木蓮投手(18=大阪桐蔭)と、高校日本代表以来となるキャッチボールで汗を流した。その後はノックを受けると昼食へ。午後は座学を受けた後に再びグラウンドに姿を現し、ランニングなどで練習を締めた。記念すべき初日を終えた吉田輝は「充実した練習ができました」と納得の表情。続けて「(目標は)試合に合わせて体をつくること。マウンドに上がったら1年目とかは関係ないので」と意気込みを語った。

 そんな吉田輝は、グラウンド外でも大物感を発揮していた。朝が弱いという吉田輝は、同6位の田宮裕涼捕手(18=成田)に起床係を依頼。8日の夕飯前に仮眠を取った際には「ご飯の前に起こして」と田宮に言い残し熟睡したという。同じ時間帯に自主練習を終えた田宮は「今から起こしに行かなきゃいけないので!」と足早に寮の中へ消えていった。それ以降、頼まれてこそいないが、毎朝朝食の15分前に吉田輝の部屋へ行く“起床係”を務めているとか。

 合同自主トレ初日のこの日も起こしに行ったという田宮は「自分が部屋に入ると寝ていたのか起きていたのか、ベッドで横になってました。『もうそんな時間かぁ…』と言っていました(笑い)」と、吉田輝のマイペースな一面も明かした。

 そんなマイペースぶりは他の場面でも…。1つ年上の先輩・田中瑛に自己紹介に行ったときのこと。田中瑛は「寮の中で『はじめまして!』とあいさつに来てくれたんです。でもその10分後にまた『はじめまして!』とあいさつされて。『顔見てたんかい!』と思わず突っ込んでしまいました(笑い)」と、吉田輝のおちゃめなエピソードを明かした。

 入寮からまだ数日とたっていない中でも、早くも同期や先輩と打ち解けはじめた吉田輝。この日の練習を見届けた栗山監督は「体の使い方がうまいね。キャッチボールを見てても思った通り。野球がうまい。体つきを見ても、甲子園のときと同じ感じ。非常に楽しみだね」と、ドラ1ルーキーへの大きな期待感を口にしたが、そのキャラクターを武器に、多くのファンからも愛されるスター選手へと育っていきそうだ。

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