藤浪に他球団007「ハンカチと酷似」と不気味予言

2013年03月21日 16時00分

 阪神のドラフト1位・藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)が、17日の西武戦(西武ドーム)に先発し“プロ初黒星”を喫した。この試合で注目ルーキーはスタミナ面の不安を露呈し、他球団007からは不気味予言も飛び出した。2年前に大フィーバーを巻き起こした“あの人”に酷似しているというのだ。


 実戦3試合目の登板で最多の80球。5回2失点で敗戦投手となった藤浪は「今日は全然、良くなかった。60点くらい」と反省。そして、この日は重大な課題が明らかになった。4回に3安打を許して2失点。和田監督が「3回ぐらいになると、どうしても落ちる。スピードが…」と指摘したスタミナだ。


 ライバル球団も注目しているポイントだった。在京球団のあるスコアラーは「藤浪の問題はスタミナ。1試合を投げ抜く体力もそうだけど、1年間を通して投げるスタミナもね。キャンプから走り込みや投げ込みが足りない。壊すわけにいかないからコーチ陣も追い込めないんだろう。おそらく5~6月になれば蓄積した疲労で球が行かなくなる」と分析している。


 さらに、別の球団の偵察部隊は気になる指摘をする。日本ハム・斎藤佑樹投手(24)の姿と重なるというのだ。「キャンプの過ごし方が似ているんだよ、斎藤の1年目に。彼も周りが大事に接して追い込みが足りなかった」。早実時代にハンカチ王子旋風を巻き起こした斎藤は早大を経て2011年にプロ入り。同年4月17日には初登板初勝利を飾ったものの、その後は故障や不振が続き、今季は一軍復帰のメドも立っていない。阪神首脳陣も藤浪の体調を考慮しながら、慎重に育成を進めているだけに見過ごすことはできない事例だ。


 このスタミナ不足は投手陣全体に波及する危険もはらんでいる。「中10日とか空けないと投げられないケースもあるだろう。そうなると他の投手の負担も大きくなるからねえ…」(前出のスコアラー)。大きな不安を露呈するマウンドとなったが、藤浪自身が「ベストの状態じゃない」と明かすように、まだまだ能力全開ではない。007軍団の辛口評価を覆す底力を見せることができるか。開幕前の最終登板となる次回のマウンドに注目だ。