日本ハム・吉田輝星 取材対応のお手本はスター清宮より同期の柿木

2018年12月31日 11時00分

吉田輝星

 大物ルーキーを待ち受ける最初の難関は、意外なところにあるのかもしれない。日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(金足農)に向けて、球団内からはある課題が指摘されている。

「プロに入る以上、野球選手とマスコミは切っても切り離せない関係。入団して間もない頃はその対応に戸惑うと思う」と話すのは、今季のドラ1・清宮の広報担当を務めた球団関係者。同氏は、ルーキーイヤーの清宮を入団時から側で見守り、取材対応の“いろは”を指導してきた、いわば陰の立役者だ。「ファンファーストの球団なので、情報を発信してくれるメディアを嫌いになってはいけない。徐々にプロの環境に慣れさせました」。その甲斐もあり、今では清宮も広報担当者なしで多数のメディアを相手に取材対応をするまでに成長。同関係者も「取材対応の面で自立した」と太鼓判を押す。

 そんな先輩スター選手の背中は吉田にとって絶好のお手本となるが、それ以外での課題があるという。「吉田選手の場合は、最も騒がれたのは夏の甲子園。以降は地元メディアからの取材が中心だったため、全国区の大勢の記者から取材を受ける経験がまだ少なく、ここからが本番になる」(同関係者)。小学生の頃から注目され、アマ時代から取材され続けていた清宮と比べ、吉田はまだまだ経験量が少ない。そんな吉田に向けて、意外なアドバイスが飛んだ。「同期入団の柿木(蓮)投手がいいお手本になりますよ。大阪桐蔭で4度頂点に立ち、取材された経験が圧倒的に多い。喋り方もしっかりしていますから」と、同い年の高卒右腕をお手本に指名。また「2人とも既に仲が良いですし、共に投手。相談したり、柿木投手の取材対応を見て参考にするのが良い」とも語った。

 入団後は吉田目当てに多くのメディアが集結し、“吉田フィーバー”が起こる可能性も高い。頼れる同期の背中を見ながら、少しずつプロの環境に慣れていく必要がありそうだ。

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