日本ハム・斎藤が復活へフォーム改造中 セオリー無視のアブノーマル投法

2018年12月28日 16時30分

左足を突っ張らせて投球する斎藤

 日本ハムの斎藤佑樹投手(30)が来季の復活へ向け、フォーム改良に取り組んでいる。

 事の始まりは開幕から日がたった6月後半ごろ。「やっぱり、自分が納得のいく(球威の)球を投げたい」と斎藤は、高校時代のようなヒジを肩上まで上げてから振り下ろす投球フォームに回帰。右ヒジのケガ以降、肩上にヒジを上げると痛みを伴っていたが、地道な反復練習をこなすことで、今ではしっかりと腕を振ることができるまでになった。

 そんな右腕が現在取り組んでいるフォームの修正点が下半身の使い方だ。これまでは軸足の右足に重心が残ったまま体重移動をしていたため、リリースの瞬間に力が入らずにいた。「ひたすら投げて体に覚え込ませるしかない」と今オフは50球を目安に日々投げ込みを行っている。その中でも、斎藤の下半身の使い方として特徴的な部分は、着地した際の左足が突っ張った状態で投げている点だ。「正直セオリー通りではないです。というのも、日本の野球などでは足を突っ張っちゃいけないと教わりますから」と本人が話す通り、一般的には足を突っ張ると体重移動の際にブレーキになってしまうことが多いため、推奨はされない。

 ではなぜ、そこまでして“アブノーマル投法”とも言えるフォームにこだわるのか。「よりストレスのないフォームで投げたいんですよ。ここまできたら、やれることは何でもやってみたいですしね」と斎藤。実際にメジャーなどでは同様のフォームで投げる選手も多く、一概に否定するようなフォームではない。今オフのブルペン投球では、糸を引くような直球を放る場面もたびたび見られた。

 今季は一軍登板3試合に終わり0勝1敗、防御率7・27。6勝を挙げたデビュー1年目の2011年以降は年々成績を落としているが、常識破りの新フォームでかつての輝きを取り戻せるか。