原巨人 投手6グループ制で先発の座を争う“タイマン勝負”導入

2018年12月26日 16時30分

新プランをブチ上げた原監督

 新生巨人が新機軸を導入する。原辰徳監督(60)が25日、先発投手陣を6グループに振り分ける“危機管理ローテ構想”を明かした。同グループ内の先発候補を一軍とファームで連動して登板させることで、入れ替えの円滑化を図る。加えてローテ入りを狙う選手にとっては、挑戦状を叩きつけるべき相手が鮮明化。各組代表の1枠を巡り、各所で激しい“タイマン勝負”が繰り広げられそうだ。

 来年2月1日のキャンプインと同時に、仁義なき戦いが本格スタートする。原監督がこの日、先発陣に対して新たなルールを設けることを明らかにした。

「名前は言えないけど、ABCDEFの6組のなかに2、3人のスターター候補がいますね。そこから1人ずつ上がってきてくれればと。そういう構想を持っています」

 指揮官のアイデアはこうだ。まずは先発投手陣を数人ずつ6グループに分ける。そして、同組の選手たちは同じ登板日に一軍とファームでそれぞれ登板。舞台は異なるが、登板日を合わせて調整させることで、首脳陣は一軍で不測の事態が起きた際に即座に対応することが可能となる。

 一方、選手にとっては、どんな変化が起きるのか。指揮官は「(同組のなかで)仮に最初は代表者が△とすると、△が投げる時に▲という人間をファームで投げさせる状況にしておけば、仮に△がコケた時に(▲に対して)『さあ、行こうじゃねえか』というふうになるということ」とニヤリ。

 同じグループに組み込まれた相手は全員がライバルとなる。これまでにも競争意識があったものの、はっきりとグループ分けされることで「自分は誰を倒せば、一軍に上がれるのか」とターゲットを明確に絞ることができる。同時に、グループ代表者もあぐらをかいていれば、ただちに追い抜かれる。

 まさに倒すか、倒されるかの“タイマン勝負”――。この戦いに勝ち上がらない限り、一軍ローテの座はつかめない。その競争意識をキャンプから植え付けることで、より強固な投手陣を形成することにもつながる狙いもある。

 宮本投手総合コーチは指揮官の案に「監督はファームもチームという考えがあるのでね。一軍とファームで同じ時に投げさせておけば、そのまま取り換えることも入れ替えることもできる」とうなずいた。

 危機管理と各組の代表争い。ガチンコバトルは間もなく開戦する。