ハネムーン帰りのパ・リーグMVP&本塁打王、西武・山川穂高内野手(27)が17日、「50発」を狙う来季に向けて西武室内練習場で練習を再開した。

 山川は11日(日本時間12日)、昨年8月に入籍した麻衣子夫人とハワイの「プリンス ワイキキ」内にある「ラニレア チャペル」で挙式。現在、チームは同じハワイに優勝旅行中だが、山川は本隊とは別行動で挙式、ハネムーンを終えて16日に帰国し、早速この日から始動した。

 今季一軍デビューを果たした「獅子男」こと4年目の山田遥楓内野手(22)とともに朝8時からマシン打撃など、みっちり4時間、汗を流した。「練習しないと、もうヤバいっす。ハワイでは(練習)できなかったんで、1週間ちょっとの休みは厳しい。怖いです」と約1週間ぶりの練習に危機感アリアリ。表彰式や球団行事、野球教室にテレビ出演、さらには挙式・ハネムーンと多忙だったオフに、ひとまず区切りをつけ「50本塁打」を公言している来季に向け、ようやく再スタートを切った形だ。

 山川は「50本打つためには60本打つつもりでいかないといけない。今年は3試合に1本と考えて47本。50本打つには、それ以上(のペースで)打たないと間に合わない。今の技術でいけば47本以下しか打てない。60本打つ練習を始めるとなると計算して、いろいろ考えないといけない」と独自の思考で到達目標を逆算。大きく言って逃げられない状況をすでにつくっているだけに、この1週間のブランクが危機意識になって、いやが上にも練習に熱が入っている。