オリックスから阪神にFA移籍した西勇輝投手(28)が14日、大阪市内のホテルで入団会見を行った。待望の“虎の恋人”は「監督がファンを喜ばせたいというのが一番響いたし、自分もファンと一体となって甲子園を熱くしたい」とキッパリ。「しっかり投球回を稼ぎたい。1イニングでも中継ぎの負担を減らして、チームのために貢献する」と抱負を語った。

 矢野燿大監督(50)は「総合的にすべてのレベルが高い投手。(西のキャリアハイとなる12勝を越える)13勝はしてくれると思う」とノルマを設定。最下位からの優勝を掲げる虎将は「若い選手にとってもすごくいい勉強になる。西らしく、のびのびやってくれれば数字もついてくるし、中堅のリーダーになってくる」と全幅の信頼を寄せた。