阪神の糸井嘉男外野手(37)が13日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の4億円プラス出来高払いでサインした。

 今季は119試合に出場し3割8厘、16本塁打、68打点。期待はずれの助っ人・ロサリオに代わって4番でも存在感を放ったが、負傷で2度離脱しチームは最下位、責任を取って金本前監督も辞任した。「今季は悔しいしショックなこともあって、あまり振り返りたくない」と反省した。

 矢野新監督とも会食の場で野球談議に花を咲かせた。「まずは体のケアとリハビリ。休まず試合に出てみんなで力を合わせて勝ちたい。ファンのみなさんにも期待していただけるようにがんばる」と来季の活躍を誓った。

 先発ローテーションにはオリックス時代の後輩・西も加入する。「今までやってきたスタイルが評価されたんだと思う。そのままの自分を出してほしい」とエールを送った。
(金額は推定)