西武からのFA移籍が決まった巨人・炭谷銀仁朗捕手(31)と楽天・浅村栄斗内野手(28)が11日、メットライフドームに隣接する西武球団事務所を訪れ職員に最後のあいさつを行った。

 職員から花束を受け取った炭谷は「首脳陣や選手には納会であいさつをしている。球団職員の方ってあまり顔を合わせることなく裏でいろいろとやってもらっている。今日で最後になるんで、あいさつができてよかった」と感謝。浅村も「銀さんの言ったとおり。裏で、僕らが見えないところで、いろいろやっていただいた。自分の気持ちを口にしないといけないと思っていました。最後に言えて良かったと思う」と西武では毎年の恒例行事のようになっている“別れのセレモニー”を振り返った。

 来春のオープン戦で古巣との対戦が組まれている炭谷は「ボクは日程が組まれているので、楽しみです。その時、どういう感じになるか分かりませんが、選手とは仲が良かったので、ちゃんと試合できるかな」と言及。同一リーグに移籍する浅村は「住む場所も環境もガラッと変わる。そのへんは不安もありますが、しっかりやろうと思う。リーグも同じで顔を合わせる機会は銀さんに比べたら多い。楽しみですね」と古巣との対戦を待ち望んだ。