10日に都内のホテルで行われた巨人・原辰徳監督(60)の殿堂入りを祝う会には新旧首脳陣も多く出席し、今季、高橋由伸前監督(43)をヘッド兼バッテリーコーチとして支えた村田真一氏(55)も姿を見せた。

 原監督から「チューさん、ご苦労さん。ちょっとノンビリさせてあげる」と明るいトーンでねぎらわれると、第2次原政権下でコーチを務めた思い出を赤ら顔で振り返り「(原監督は)おいしいものとおいしい酒が大好きでね、よく食事会に連れていってもらった記憶がありますけども」としつつ“鬼の一面”も披露した。

「ユニホームを着るとちょっと人が変わるというところはありますよね。勝負に厳しい人。度が過ぎて投手が打たれて『バッテリコーチしっかりしろ』と蹴飛ばされたことありますけどね」と笑い飛ばしながら「それだけ1勝に対しての執念はすさまじいものがありましたよね」としみじみ。

 最後は「それは僕もすごい勉強になったなというのはありますけどもね。その監督から学んだことも実らず3年間ダメでクビになってしまいました」と“自虐ネタ”で締め、会場の笑いを誘った。