日本ハム・栗山監督 金子の起用法に言及「先入観を持たない方がいい」

2018年12月10日 16時46分

金子(左)と栗山監督

 日本ハムは10日、札幌市内のホテルでオリックスから自由契約となった金子弌大(ちひろ=千尋から改名)投手(35)と正式契約し、入団発表を行った。背番号はオリックス時代と同じ「19」に決まり、1年契約で年俸は1億5000万円プラス出来高と発表された。

 新潟生まれの長野育ち。社会人・トヨタ自動車を経てオリックスで14年間プレーをした、14年の沢村賞右腕がこれまで何の縁もなかった北海道に上陸した。

「栗山監督はじめ球団の方の熱い情熱に心を打たれまして、北海道のファンの皆さまの前で野球がしたいという思いで、入団させていただくことになりました。35歳のルーキーの気持ちを持って、これから北海道のために一生懸命頑張っていきたいと思います。北海道の皆さん、よろしくお願いいたします」

 続けて「身が引き締まる思い。14年間オリックスでやらせていただいて、初めてチームが変わる。少なからず不安はありますが、心機一転という気持ちの方が今は強い。また一からやってやるぞという気持ちです」と新天地にかける思いを語った。

 2日の自由契約公示からわずか2日後のスピード決着。その理由を「本当にすぐにお話をいただいて栗山監督、吉村GMの思いをストレートに言ってもらえた。ボクも優勝した経験がない中で『優勝するために来てくれ』と言われてうれしかった。その思いに応えたいと思った」と語った。

 日本ハムナインとの交流はほとんどなく、未知の環境に飛び込む覚悟を「ご飯を食べに行ったりする選手もいないんですが、多少そういう環境を(進んで)選んだ部分はある。自分が甘えられない所で一からやりたいということもあります」と言及した。

 新天地での役割について「先発にこだわりはないので、栗山監督に言われたところで投げたいと思っています」とした金子。社会人時代には抑えとして頭角を現し都市対抗で活躍した経験もある。

 そんな金子に栗山監督も「ものすごい大きな化学変化がチーム内に起こる。ボクが思っているのは、日本一になった時に最後のマウンドに立っていてもらうイメージ。(クローザーかどうか)それは分からないけど、新しい形を考えている。先入観を持たない方がいいかもしれない」と二刀流・大谷よろしく、あっと驚く柔軟な起用法を早くも示唆した。