どんぐりの背比べするな! 藤川球児が伸び悩む若虎たちにキツい一喝

2018年12月06日 16時30分

契約を更改した藤川

 来季から守護神を目指す阪神・藤川球児投手(38)が伸び悩む若手ナインをこれでもか、と一喝した。

 5日、西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、1億5000万円から1000万減の年俸1億4000万円でサイン。虎復帰3年目の今季は最下位ながらも53試合登板と貢献。5勝3敗2セーブ、防御率2・32の数字を残した藤川は「(最下位の)責任は自分たちにある。順位がすべて。高い給料をもらっている選手がチームの命運を握っているから。その意味ではすごく責任を感じている」と猛省。球団の減額提示にも「(元から)自分はダウンしてほしかった。自分の成績にも納得してない」と無抵抗での更改になったと明かした。

 そんな藤川だが、頼もしいのは高山、大山らいまだレギュラー取りできない若手ナインへの“きつい一喝”だった。

「この3年間、(金本前監督の下で)やってきたと思うけど、他のチームからすれば誰がレギュラーになって出てきても関係のないこと。大事なのはもっと相手に怖いって思わせなければいけない。相手に強くならないと」

 続けて「例えば相手のショートと競うとか、そうやっていった方がチームは強くなる。自分のチームの庭のことばかりで、外が見えなくなって結局こういう順位になる。どんぐりの背比べみたいにしてほしくない。僕は常に(身内の選手より)相手の成績を意識していて負けたくないと思っていた。そこは年齢に関係なく(上を目指すためには)重要」とまくし立てたのだ。

 この言葉には球団内も「その通り。ウチは競争といいながら選手同士の意識のレベルが低い。だから金本監督もユニホームを脱がされた」(フロント関係者)と同調する声でいっぱいだった。

「あと何年できるかわからないが、勝負を懸けない野球生活は送りたくない。飛躍の一年にしたい」と来季はかつての「居場所」だった守護神に再挑戦する藤川。この男の一喝に若手が奮起すれば言うことはない。(金額は推定)