西武・秋山翔吾外野手(30)が源田壮亮内野手(25)に全幅の信頼を寄せた。「三井ゴールデン・グラブ賞」4年連続5度目の受賞を果たし「ずっと追い続けていきたい賞。(こだわりは)普通のことを続けていくだけだと思う」と常連となった同賞へのこだわりを語った。

 一方で二塁手の浅村、捕手の炭谷、エースの菊池が抜ける来季のセンターライン問題について「(来年も)源田におんぶに抱っこでしょう。今一番チームから抜けてもらったら困るのが源田なので」と指摘。さらに「まだ彼も2年目なので、これからいいこと悪いことがまた出てくると思いますけど落ち着いてやれる人間。彼に対するみんなの信頼も厚いし、(センターライン)みんなで協力してやれればいい」と西武を変えた遊撃手・源田に最大限の賛辞を贈った。

 秋山だけじゃない。「守備に関しては言うことがない。ロッテ・小坂さん以来、久々に出てきたショートらしいショート」(松井二軍監督)、「困ったらゲン(源田)のところに打たせる配球をする」(捕手の岡田)と“守備職人”源田に対するチームの信頼は揺るがない。

 その源田も同賞を初受賞し「目標にしていた賞なのですごくうれしいです。どんな打球が来るのか常にイメージしながら守っている」と喜びを口にしながら「浅村さんも抜けましたし(来年は)もっとチームのことを考えて周りを見ながらやっていきたい」と内野の要としての自覚を語った。

 主力が抜ける西武だが、秋山と源田が来季のセンターラインをけん引する安心感は大きな財産となる。