西武は28日、廖任磊(リャオ・レンレイ)投手(25=前巨人)と契約合意したことを発表した。

 身長2メートル1センチの大型右腕・廖は、16年のドラフト7位で巨人に入団したが、この2年間で一軍昇格を果たすことはなかった。

 渡辺久信シニアディレクター兼編成部長(53)は「強い球が投げられることが一番の魅力です。外国人枠ではなく、また、当球団には台湾出身のコーチ(許銘傑)、選手(郭俊麟)がいて、環境面でもすぐにチームに溶け込めると思います。来シーズン、プレーするチームがライオンズに変わることになるので、これを機に、一回りも二回りも大きく変わってもらいたいです。中継ぎで起用することになると思います」と期待した。

 10年ぶりのリーグ優勝を果たしながら、投手力に課題を抱える西武の今オフのブルペン補強は、先に発表されたザック・ニール投手(30=前ドジャース3Aオクラホマシティー)に続く2人目となった。