プロ野球のNPBアワーズが27日、東京都内のホテルで開かれ、パ・リーグの新人王は楽天2年目の田中和基外野手(24)が選ばれた。

 パ・リーグ新人王に輝いた楽天・田中。球団からは2007年の田中将大、13年の則本昂大以来、5年ぶり3人目の受賞となった。

 田中は「正直、自分が取れるとは思ってなかった。素直にうれしいです。(先輩の)田中将大さんは日本を代表する投手。今はメジャーで活躍されていますが、僕も日本を代表するような野手になりたい」と受賞の喜びを語った。

 その一方で「シーズン中盤までは新人王は意識してなかった。明日も試合に出たい、明日も試合に出たいという気持ちでやっていたが、終盤になって新人王を取りたいと思い、数字との闘いになって思うように結果が出せなかった。やっぱり明日も試合に出たいという気持ちが大事」と終盤の心の持ちようを反省した。来季に向けては「このような素晴らしい賞をいただいて、来年僕の姿も注目されることになる。この賞に恥じないような成績を残したい」と意気込みを新たにした。