矢野新体制で蘇る 阪神・高山自信の根拠

2018年11月27日 16時30分

自信ありげな笑みを浮かべる高山

 今季不振に泣いた阪神・高山俊外野手(25)が26日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改に臨み、600万円減の年俸3200万円でサインした。

 高山は2016年に新人王を獲得するも出場機会は年々減少。3年目の今季はともに自己ワーストの45試合出場で打率1割7分2厘だった。大半が二軍暮らしとなった一年を「皆さんも分かっている通りの結果。僕自身が一番分かっているんでここで言わなくてもいいと思う」と振り返り、来季の巻き返しに向け「自信はある。目指していく方向性が固まっているからです。僕もこれで勝負できるかなというのがある」と豪語した。

 普段から口数も少ない男が自信満々でいるのは初めて。理由の一つには矢野監督の新体制に代わったこともある。高山と親しい関係者は「前体制では、ああしろこうしろとやらされている感も強くて迷うしかなかった。でも、来年は今の首脳陣がキャンプでも『何をすべきか』と選手の自主性にかけた。それが高山にとって大きいものとなっている」と言う。

 確かに矢野監督は選手との対話路線を重要視。選手に「どんなプレーヤーになりたいか」を求めて高山とも何度も話し合いをしてきた。もともとは他の選手からも「あれこれ言われるのを嫌う天才肌」と言われる高山にとってはまさに「最高の環境」が誕生した格好。今季の長い二軍暮らしの中で他球団の編成担当から「何で高山が二軍でいるのかが分からん。使い続けていけば結果は出る選手。もったいない」などと疑問の声が噴出していたのも自信の根拠となっている。

 フロントからも「中心でやってくれなければいけない選手」(谷本球団本部長)とキーマンに指名された。「思うことはたくさんあるが、体制も代わってもう一回自分のスタイルで勝負する。そういう気持ちで今も練習できている。いい方向に行くと思う」。真価が問われる4年目の逆襲に注目だ。(金額は推定)