巨人・菅野 エースナンバー「18」継承で気になるメジャー挑戦への影響

2018年11月26日 16時30分

エースナンバーを背負うことになった菅野

 巨人・菅野智之投手(29)がエースの王道を歩む。原辰徳監督(60)が25日、菅野の背番号を来季から「19」から「18」に変更することを明らかにした。今季まで18番をつけていた杉内俊哉(38=現ファーム投手コーチ)の引退により、空き番となった“真のエースナンバー”を継承するわけだが、将来的なメジャー挑戦も視野に入れる右腕の未来は――。

 この日、東京都内で開かれた「第3回目黒シティラン」のスターターを務めた原監督は、菅野の背番号について言及し「来季は18番をしっかり背負った状態で戦うという話を2人でしています。幸い空き番という形になったもので、本人も『分かった』と言いました」と明かした。

 菅野は入団した2013年から背番号19をつけ、今や誰もが認める不動のエースに。今季も最多勝(15勝)、最優秀防御率(2・14)に加え、目標としてきた10完投(8完封)、自身初の200イニング超え(202)などタイトルを総なめにし、史上5人目となる2年連続での沢村賞に輝いた。来季の開幕投手も「それは間違いないところでしょうね。私のなかでは決めています」(原監督)と確実な状況だ。

 エースナンバーの「18」はFA移籍した杉内が12年から今季までつけ、入団当時は空き番だった「19」を選択した菅野は「自分のなかで巨人の19番は上原さん。いつかは19番といったら菅野と思われるように頑張りたい」とこだわりを持ちながらストイックに野球と向き合い、日本を代表する投手にまで成長した。

 すでにエースとして十分な自覚を示すが、今後は老舗球団の伝統をも背負っていく。歴史をひもとけば、巨人の背番号18は藤田元司(1958~66年)や堀内恒夫(67~84年)、桑田真澄(86~06年)、杉内と長年エースとして活躍した大投手がズラリと並ぶ。原監督も「どういうふうに本人が感じるか。ジャイアンツの長い歴史のなかで、監督、OBという立場でも、やはり18番の重さというものは感じております」と語った。

 そうした歴史を踏まえた上で、気になるのは菅野が直面するであろう夢と現実だ。かつて菅野は将来的なメジャー挑戦への思いを口にしたが、エースナンバーを背負う以上、今後も長く大黒柱としてチームをけん引することが求められてくる。

 順調にいけば、菅野が海外FA権を獲得するのは2021年シーズン。自身のおじにあたる原監督は来季から21年までの3年契約だ。果たして、球界屈指の右腕の未来にどう影響してくるのか。

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