阪神の新主将・糸原に恩師・野々村直通氏がキャラ変のススメ

2018年11月26日 16時30分

来季主将に指名された糸原

 阪神の来季主将が25日、糸原健斗内野手(26)に決定した。今季まで2年連続で福留が務めるなどベテラン頼みの役職だったが、新チームとなり一気の若返りを断行。今季チームで唯一全試合出場を果たした糸原は「チームが暗くなったときにしっかり盛り上げられるように率先して声を出して、プレーでも引っ張っていけるようにしたい」と抱負を語り、指名した矢野燿大監督も(49)「元気があるし、自分も周りも奮い立たすことができる」と期待を込めた。

 そんな糸原に猛ゲキを飛ばすのが開星高時代の恩師である野々村直通氏(66)だ。この日、糸原本人から電話で報告を受けたといい「これでいいと満足することがなく、とことん練習する職人肌。『お前の魂が評価されたんだ』と伝えた」と期待を込めた。ただ、主将をやる上では発信力も重要。野々村氏は「寡黙な男ですが、主将ならば言葉で仲間を鼓舞することも必要でしょう。そこで悩むこともあるかもしれないが、人間として自分を高めるチャンスだと思ってやるべき」と“キャラ変”を求めた。

 さらに「遅咲きでプロの世界に入って野球ができることに感謝しているので、年俸などに関してはあっさり考えている部分もある。ただ、プロは技術を売るのが仕事。そこはこだわりを持たないといけない」とも。プロの評価であるお金への心得を説いた。

 最下位からの船出とあって主将としては苦労もあるはずだが「これ以上、下はなく上にいくしかない。あまり思い悩まずプラス思考でいてほしい。私もあの発言で失うものがなくなったが、そこから頑張れましたから」と2010年春のセンバツでの“腹切り発言”による監督辞任から見事に復活し、甲子園へ舞い戻った自身の経験をもとに熱いエールを送っていた。