西武からFA宣言し楽天への移籍を決めた浅村栄斗内野手(28)が23日のサンクスフェスタでファンに別れのあいさつを行った。

 イベントの終盤、グラウンドに下りてファンにサイン、ハイタッチを行った浅村はステージに登壇し感謝の気持ちをこう語った。

「約1か月間、本当にいろいろ悩んできました。ライオンズに10年前、ドラフト3位で指名していただき、ここまで成長させてくれたこの球団に対して本当にFAで出ていいものかのか。正直、本当に悩みました。でも自分の中でこの世界にいる以上、挑戦し続けたいという気持ちともっとひと回りもふた回りも大きくなりたいと思い、不安ではありましたけど決断いたしました。そして何より、ファンの皆様あっての浅村栄斗だと思います。この感謝の気持ちを忘れずに来年からも頑張ります。本当に10年間ありがとうございました」

 口べたな主将がけじめとして語った感謝の気持ちに、来場したファンからは温かい拍手が送られた。