吉田輝星が顔も体も別人 激太り?の波紋に金農元監督が答えた

2018年11月16日 16時30分

頬がふっくらとした印象の吉田

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・吉田輝星(17=金足農)が15日、秋田市内で交渉を行い、入団に合意した。契約金は1億円で年俸は1000万円(金額は推定)。今夏の甲子園を沸かせたヒーローの入団決定に早くも期待は高まる一方だが、7日に二軍施設を見学に訪れた際にはムチムチ姿で登場し、“激太り”が話題となっていた。現場内外からもさまざまな声が飛び出している。その真相は――。

 今夏の激闘から2か月半が過ぎてもなお、冷めやらぬ人気をうかがわせた。会見場に初々しい詰め襟姿で登場すると、その場に居合わせた地元ファンから温かい拍手で迎えられた。吉田目当てに地元メディアも数多く集結。故郷へのメッセージを聞かれると「秋田に帰ってきたときに『また来年もいい投球をしてね』と褒められるような投球がしたい」と、力強い決意を口にした。

 一方で、7日に鎌ケ谷の二軍施設を見学に訪れた際には周囲を驚かせた。学生服の上着は“パツパツ”。そのタイトなサイズ感は胸ポケットにしまってあった携帯電話らしきもののシルエットが服の上に浮かび上がるほどだった。あご周りも881球を投げ抜いた夏よりふっくらとしており、ファンの間では「太ったのでは」と話題になった。

 自身の体重について吉田は「今は84キロくらい。甲子園には82キロで入って(後半は体重が)落ちていったので、そこから今は少し増えた」と告白。7日のふっくら感はやや収まった印象だが、それでも甲子園で躍動したシャープな吉田とは“別人”のようだ。

 そんな様子を見て思わず「あれはどうなの? 大丈夫なの?」と不安な声を漏らしたのは、荒木大輔二軍監督だ。「実際にしっかり見てないから分からないけど…」と前置きしつつも「野球選手として体重が落ちないというのは良いが、(体重が)つきすぎているのであれば良くないよね」と困惑顔。期待のルーキーを「魅力はやはりあの真っすぐ」と高く評価をしているだけに、目に見える体の変化に戸惑いを隠せない様子だった。

 ただ、金農サイドからは「不安なし」の意見が出ている。「太ったというよりはトレーニングの効果が出て筋力がついてきているんですよ」と話すのは金足農野球部の元監督・嶋崎久美氏。“激太り”は体を緩めていたワケではなく、逆に練習のたまものであり心配は無用という。

 雪が降り始める11月中旬から冬の間はバットとボールに触らず、ひたすら地道な基礎体力トレーニングに臨むのが同部の特徴。この過酷な練習が吉田に与えた影響は大きく「2年生のころの彼はまだ体力がなく、連投ができない選手だったんです。それが厳しい冬を越えて、今夏の甲子園で見せたような活躍ができるようになりました」と嶋崎氏は明かす。吉田は現在も下半身の強化を重点的に行っており「プロに入ってからはケガをしない体をつくることが一番大切ですからね。今年の冬もますます鍛えて強くなってくれるんじゃないでしょうか」と、さらなる進化を予告する。

 何はともあれ、外見の変化でここまで話題を呼ぶのも期待感が大きいからこそ。年明けの新人合同自主トレに向け、大物ルーキーはこの冬、さらに丈夫な体づくりに励む。

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