日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(17=金足農)が15日、秋田県内にある施設「ポートタワー・セリオン」で仮契約を行った。契約金は1億円、年俸は1000万円(金額は推定)。詰め襟姿で会場入りすると、その場に偶然居合わせた地元ファンらから温かい拍手で迎え入れられた吉田。冷めやらぬ人気をうかがわせた。

 仮契約を終えた吉田は「早く野球をやりたいという気持ちが強くなった。それにはどういうトレーニングをするべきか考えないといけない」と、真剣な表情でひと言。今後の技術的な課題として変化球を挙げ「できるだけ直球に近い軌道のカットボール、ツーシームを覚えたい」と、早くも新球獲得への意欲を語った。

 また、持ち味の直球に関しても「(目標の)球速は155キロと言ったが、それに加えてキレとコントロールを増したい」と宣言。大きな期待を背負ってプロの世界へと羽ばたくが「球界を代表する投手になりたい。タイトルよりも、調子のいいときも悪いときも、しっかり組み立てて勝てる投手になりたいです」と、力強く目標を語った。