野球解説者の落合博満氏(64)がこのほど、毎日放送(MBS)のスポーツ番組「戦え!スポーツ内閣」(14日午後11時56分=関西ローカル)の収録に参加し、米大リーグのア・リーグ新人王に輝いたエンゼルス・大谷翔平投手(24)にダメ出しした。

 ベーブ・ルース以来の投打の二刀流として話題になった大谷は12日(日本時間13日)、ア・リーグ新人王に選出された。右ひじのケガで投手としては4勝にとどまったものの、打者として打率2割8分5厘、22本塁打、61打点の活躍を見せたことが評価された。日本人選手では、1995年の野茂英雄(ドジャース)、2000年の佐々木主浩(マリナーズ)、01年のイチロー(マリナーズ)に続く4人目の快挙だ。

 そんな大谷について、同番組に“野球総理大臣”として、たびたび出演している落合氏は「もうちょっとバッティングを覚えてくれたら(本塁打)40本くらいまで打つんじゃない?」と、打撃面でさらなる技術向上の余地があることをにおわせた。

 番組MCの武井壮(45)から「ひと言だけでも…」と詳しい説明を求められると「皆さんに絶対理解できない言い方をすれば」と前置きしつつ、「(大谷は)時間の使い方がヘタ」と一刀両断。

 スタジオがざわつく中、ゲスト出演した前巨人二軍監督の川相昌弘氏(54)は「“間の取り方”についてですかね?」と推測。的を射た発言だったようだが、落合氏は「「(話しだすと)終わんなくなっちゃう。4~5日はここでしゃべらないといけない」と語った。